MENU
未経験からテストエンジニアへ! click!!

JSTQBのFL過去問対策。合格者の勉強法を伝授(FoundationLevel)

当ページのリンクには広告が含まれています。
jstqbfl
  • URLをコピーしました!

PR

テストエンジニア大学
迷い人

JSTQBのflって過去問ってあるのかな?
JSTQBのfl試験に1度試験に落ちたことがあって。。

次こそは合格したいので、今度は勉強したことが頭に入っているか問題を解いて確認したいんだけど。

JSTQBには過去問道場みたいなサイトってないの?

アオパパ学長

JSTQBのflは本屋さんに行っても、過去問題集は売ってないですよね。
ネット上にも「JSTQB 過去問道場」的なものもないですし。
シラバスを読んでいるだけでは頭に入っているかわからないしね!

過去問ではないですが、テストエンジニア歴15年以上の私が翻訳したサンプル問題を置いておくので、よかったら参考にしてください!

答えを覚えるのではなく、間違えた所をなぜ間違えたのか分析するのが合格への近道ですね!

では勉強していきましょう。

対象の読者
・JSTQB fl(FoundationLevel)の過去問をお探し中の方
・JSTQB fl(FoundationLevel)シラバスを勉強中の方
・JSTQB fl(FoundationLevel)落ちたけど次こそは合格するぞ!って方

私はテストエンジニアとしての経験が豊富で、以下の実績があります。
・テストエンジニア歴15年以上
・現役のテストリーダーとしての経験
・テストエンジニアの採用担当経験
・ソフトウェアテストの資格「JSTQB Foundation Level」保持
・テスターから派遣社員としてのキャリアチェンジ経験
これらの経験をもとに、信憑性の高い情報提供を心掛けております。

この記事を書いた人

※注意※
・あくまでもサンプル問題なので、これを実施すれば合格!というものではありません。
・個人的に勉強する為に翻訳したものなので正しい日本語になっていないものがあるかもしれません。

目次

JSTQB FL に過去問がない理由

タイトルにも書きましたがJSTQBでは過去問が存在しません。
これからも公開する予定はないと公式に発表されています。
JSTQBの試験はあくまでもソフトウェアテストの学習を促進するための手段であり、試験に合格することが目的ではないと定義されています。
IT系の資格には大体過去問道場や過去問サイトなどがあり理解する前に答えを暗記してしまって、実際身についてない事が多いです。
JSTQBはそれでは意味がないと思っているのでしょうね!

JSTQBのFoundationLevel詳細についてはこちらの記事をごらんください。
サンプル問題を解く前にこちらを見たほうが勉強が捗ると思います!

jstqbのflの勉強に役立つおすすめ本をピックアップしました。
こちらも併せてご覧ください!

過去問はないですが、、、
inputしたらoutputしたくなりますよね?問題解きたいですよね?
私も過去にFoundationLevelを受けて合格したのですが、その時問題がほしくて色々探しました。
そこで発見したのがサンプル問題。
これは何かというと、ISTQBが公式に発行しているサンプル問題となります。

JSTQB FL 試験問題数 40問
この記事のサンプル問題数 40問
シラバスを網羅するように作成されています。

このサンプル問題はほとんどの受験者が存在を知らないと思います。
なのでこの記事にたどり着いたあなたはラッキーです!

現在みなさんが勉強しているシラバスはISTQBが発行したものをJSTQBが日本語訳したものです。
ISTQBは国際的な規模でソフトウェアテストの資格認定基準を提供しており、JSTQBはその日本版、もしくは日本の代表組織としてISTQBの指針に基づいて活動を行っています。

JSTQBの公式サイトにも以下の記載があります。
「出題範囲はISTQBテスト技術者資格制度Foundation Levelシラバスに準拠しています。」

実際に似たような問題が出るかもしれませんし、過去問がない以上サンプル問題は自身の知識の定着度合いを試せるとても有益なものだと思っています。
このサンプル問題はシラバスの基本を理解しているかを確認する問題が多いです。
これが正確に解けないと本番問題はかなり手こずる可能性があります。しっかしと基本を勉強しましょう。

1つずつ頑張って翻訳したので、是非お役立てください!合格をお祈りしております。

JSTQB FL 過去問・シラバスの勉強方法

JSTQB勉強方法
jstqb fl

私が実際にjstqb flに合格した時の勉強方法を公開しますので、よかったら参考にしてみてくださいね!

テストエンジニアの経験が少ない方は、まず全体像を体系的に勉強するのがおすすめ!

シラバスも読みやすくなりますよ。

①まずはjstqbのflの過去問を解く前にシラバスを1周しっかりと読み込みましょう。

②次に以下のように学習の目的に沿って知識を深めましょう。
「学習の目的はビジネス成果を支援し、テスト技術者資格制度 Foundation Level の試験問題作成を行うた
めに使用する。」とjstqbのflのシラバスに記載があることから、学習の目的に沿って勉強すると一番効率がいい事がわかります。

またjstqbのflのシラバスでは各章の最初に以下の3つのレベルが設定されています。

⚫ K1:記憶
⚫ K2:理解
⚫ K3:適用

学習の目的とレベルを確認することで、ここはどの程度勉強すればいいかある程度判断がつけれるようになっています。

例えば、第1章の学習の目的を見ると以下のようになっています。

第 1 章の学習の目的
1.1 テストとは何か?
FL-1.1.1 (K1)典型的なテスト目的を識別する。
FL-1.1.2 (K2)デバッグとテストを区別する。

「FL-1.1.1 (K1)典型的なテスト目的を識別する。」の場合だと
「K1」レベルが設定されてるからここは記憶する項目ね。
→シラバスの「1.1.1 テスト目的」を見て暗記しよう。というような流れになります。

もうひとつくらい見ておきましょう。
「FL-1.1.2 (K2)デバッグとテストを区別する。」の場合だと
「K2」が設定されているからここはしっかりと理解してないと問題が解けなさそうだな。
→シラバスの「1.1.2 テストとデバッグ」を見てテストとは何か、デバッグとは何か判別できるようにしよう。

上記の例のように勉強していくと、効率よくシラバスを理解し学習できると思います。

③jstqb fl 過去問風サンプル問題を解く
サンプル問題にも「FL-1.1.1 K1」のように章番号とレベルを設置しています。
間違えた問題や、解説を読んでもよくわからない箇所は理解できていない可能性が高いです。
シラバスに戻って再度、学習の目的と該当箇所を勉強しましょう。

④隙間時間を有効活用する
通勤時間やお昼休みなどなど、隙間時間はみなさんあると思います。
1日5分でもいいので問題に触れてください。やる気がでなくても少し勉強するとスイッチが入ることも!
人間は忘れる生き物です。しっかりと知識を定着させましょう。

問題は既に表示されていますが、解答は見えてしまわないように隠してあります。
必要になったら▲で展開してください。

JSTQB FL 過去問風サンプル問題集

ISTQB_CTFL_Sample-Exam-Questions_v4.0より

jstqb fl 過去問風サンプル FL-1.1.1 K1 問題1

JSTQB FL 過去問1
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-1.1.1 (K1)典型的なテスト目的を識別する。」に該当します。

以下のうち、有効なテスト目的を示す記述はどれですか?

a) テスト対象のシステムに修正されていない欠陥がないことを証明する

b) システムを本番環境に実装した後に障害が発生しないことを証明する

c) テスト対象のリスクレベルを低減させ、品質レベルに対する信頼を構築する

d) 未テストの入力組み合わせがないことを確認する 1つの選択肢を選んでください。

a) 正しくありません。テスト中のシステムに欠陥が一切存在しないことを証明することは不可能です。テスト原則1を参照してください。

b) 正しくありません。テスト原則7を参照してください。

c) 正しいです。テストは欠陥や障害を見つけることでリスクのレベルを減少させ、同時にテスト対象の品質レベルに対する信頼を高めます。

d) 正しくありません。すべての入力の組み合わせをテストすることは不可能です(テスト原則2を参照してください)。

正解はc

jstqb fl 過去問風サンプル FL-1.2.1 K2 問題2

JSTQB FL 過去問2
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-1.2.1 (K2)テストが必要な理由を例示する。」に該当します。

以下の選択肢の中で、成功に寄与するテスト活動の例を示すものはどれですか?

a) テスターがソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)のさまざまな活動に関与することで、作業成果物の欠陥を検出するのに役立ちます。

b) テスターは開発者がコーディング中に邪魔をしないようにしており、その結果、開発者はより良いコードを書くことができます。

c) テスターがエンドユーザーと協力することで、コンポーネント統合およびシステムテスト中の欠陥レポートの品質が向上します。

d) 認定テスターは非認定テスターよりもはるかに優れたテストケースを設計します。

1つの選択肢を選んでください。

a) 正しいです。テスターがソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)の初めから関与することは重要です。これにより、デザインの決定理由を理解することが増加し、欠陥を早期に検出することができます。

b) 正しくありません。開発者とテスターの両方がお互いの作業成果物やコードのテスト方法についての理解を深めることができます。

c) 正しくありません。テスターがシステムデザイナーと緊密に作業することができれば、テストの方法についての洞察を得ることができます。

d) 正しくありません。テスターが認定されているかどうかは、テストケースの品質を直接示すものではありません。

正解はa

jstqb fl 過去問風サンプル FL-1.3.1 K2 問題3

JSTQB FL 過去問3
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-1.3.1 (K2)テストにおける 7 原則を説明する。」に該当します。

新しいシステムを段階的に開発するチームのテスターとして、あなたは割り当てられました。 数回のイテレーションにわたり、既存のリグレッションテストケースに変更がなされておらず、新しい欠陥も検出されていません。あなたの上司は喜んでいますが、あなたはそうではありません。 あなたの懐疑心を説明するテストの原則はどれですか?

a) テストの弱化
b) 「欠陥ゼロ」の落とし穴
c) 欠陥の偏在
d) 全数テストは不可能

1つの選択肢を選んでください。

a) 正しいです。この原則は、同じテストが何度も繰り返されると、最終的には新しい欠陥を見つけることができなくなるということを意味しています。これが、このリリースでもすべてのテストが合格した理由でしょう。

b) 正しくありません。この原則は、多くの欠陥を見つけて修正するだけでシステムの成功が保証されるという誤った信念について述べています。

c) 正しくありません。この原則は、少数のコンポーネントが通常、欠陥の大部分を含んでいると述べています。

d) 正しくありません。この原則は、すべての入力や前提条件の組み合わせをテストすることは実行可能ではないと述べています。

正解はa

jstqb fl 過去問風サンプル FL-1.4.1 K2 問題4

JSTQB FL 過去問4
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-1.4.1 (K2)さまざまなテスト活動とタスクを要約する。」に該当します。

あなたは食品の注文用のモバイルアプリケーションを開発するチームで働いています。 現在のイテレーションでは、チームは支払い機能を実装することにしました。 以下の活動のうち、テスト分析の一部として行われるものはどれですか?

a) 支払いサービスとの統合をテストするのに8人日かかると見積もる

b) チームが多数のユーザー間で支払いを適切に分割できるかどうかをテストすべきであると決定する

c) 最小支払い可能額の正しい支払い処理を確認するテストケースのテストデータを導出するために境界値分析(BVA)を使用する

d) クレジットカードでの支払いプロセスを確認するテストケースを実行した後の実際の結果と予想される結果との差異を分析し、欠陥を報告する

1つの選択肢を選んでください。

a) 正しくありません。テストの労力を見積もることは、テスト計画の一部です。

b) 正しいです。これは、テスト条件を定義する例であり、テスト分析の一部です。

c) 正しくありません。カバレッジ項目を導出するためのテスト技法を使用することは、テスト設計の一部です。

d) 正しくありません。動的テスト中に見つかった欠陥を報告することは、テスト実行の一部です。

正解はb

jstqb fl 過去問風サンプル FL-1.4.2 K2 問題5

JSTQB FL 過去問5
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-1.4.2 (K2)テストを取り巻くコンテキストがテストプロセスに与える影響を説明する。」に該当します。

以下の要因(i-v)のうち、テストプロセスに顕著な影響を与えるものはどれですか?

i. ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)
ii. 前回のプロジェクトで検出された欠陥の数
iii. 特定された製品のリスク
iv. 新しい規制要求が強制される
v. 組織内の認定されたテスターの数

a) i, ii は顕著な影響がある; iii, iv, v は影響がない
b) i, iii, iv は顕著な影響がある; ii, v は影響がない
c) ii, iv, v は顕著な影響がある; i, iii は影響がない
d) iii, v は顕著な影響がある; i, ii, iv は影響がない

1つの選択肢を選んでください。

i. は正しいです。SDLCはテストプロセスに影響を及ぼす。

ii. は正しくありません。前回のプロジェクトで検出された欠陥の数はある程度影響を及ぼすかもしれないが、i、iii、ivほどの影響はない。

iii. は正しいです。特定された製品のリスクは、テストプロセスに影響を及ぼす最も重要な要因の一つである。

iv. は正しいです。規制要求は、テストプロセスに影響を及ぼす重要な要因である。

v. は正しくありません。テスト環境は本番環境のコピーであるべきだが、テストプロセスに顕著な影響を及ぼすわけではない。

正解はb

jstqb fl 過去問風サンプル FL-1.4.5 K2 問題6

JSTQB FL 過去問6
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-1.4.5 (K2)テストにおけるさまざまな役割を比較する。」に該当します。

以下のタスクのうち、主にテストの役割に属するものはどれですか?

a) テスト環境の設定
b) 製品のバックログの維持
c) 新しい要件へのソリューションの設計
d) テスト計画の作成
e) 達成されたカバレッジに関する報告

2つ選んでください。

a) は正しいです。これはテスターによって行われます。

b) は正しくないです。製品のバックログは製品オーナーによって構築・維持されます。

c) は正しくないです。これは開発チームによって行われます。

d) は正しくないです。これはマネジメントの役割です。

e) は正しいです。これはテスターによって行われます。

正解はa,e

jstqb fl 過去問風サンプル FL-1.5.1 K2 問題7

JSTQB FL 過去問7
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-1.5.1 (K2)テストを行うために求められる一般的なスキルについて例を挙げる。」に該当します。

テスターの以下のスキル(i-v)のうち、最も重要なスキルはどれですか?

i. ドメイン知識を持つこと
ii. 製品のビジョンを作成すること
iii. 良いチームプレイヤーであること
iv. チームの仕事を計画し組織すること
v. 批判的思考

a)iiとivが重要であり、i、iii、およびvは重要ではない
b)i、iii、およびvが重要であり、iiとivは重要ではない
c)i、ii、およびvが重要であり、iiiとivは重要ではない
d)iiiとivが重要であり、i、ii、およびvは重要ではない

1つのオプションを選択してください。

i. 正しいです。ドメイン知識を持つことは、重要なテスターのスキルです。

ii. 間違っています。これはビジネスアナリストとビジネス代表者の仕事です。

iii. 正しいです。良いチームプレイヤーであることは重要なスキルです。

iv. 間違っています。チームの仕事の計画と組織化は、テストマネージャーまたは、主にアジャイルソフトウェア開発プロジェクトではテスターだけでなく、チーム全体の仕事です。

v. 正しいです。批判的思考はテスターの最も重要なスキルの1つです。

正解はb

jstqb fl 過去問風サンプル FL-1.5.2 K1 問題8

JSTQB FL 過去問8
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-1.5.2 (K1)チーム全体アプローチの利点を想起する。」に該当します。

テスターとビジネス代表者の相互作用において、全体のチームアプローチはどのように表れていますか?

a) ビジネス代表者がテスト自動化のアプローチを決定します
b) テスターはビジネス代表者がテスト戦略を定義するのを支援します
c) ビジネス代表者は全体のチームアプローチの一部ではありません
d) テスターはビジネス代表者が適切な受け入れテストを作成するのを支援します

1つのオプションを選択してください。

a) 正しくありません。テスト自動化のアプローチは、テスターが開発者とビジネス代表者の協力を得て定義されます。

b) 正しくありません。テスト戦略は開発者との協力のもとで決定されます。

c) 正しくありません。テスター、開発者、ビジネス代表者は全体のチームアプローチの一部です。

d) 正しいです。テスターは、望ましい品質レベルが達成されるようにするために、ビジネス代表者と密接に協力します。これには、彼らが適切な受け入れテストを作成するのを支援し、協力することも含まれます。

正解はd

jstqb fl 過去問風サンプル FL-2.1.2 K1 問題9

JSTQB FL 過去問9
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-2.1.2 (K1)全ソフトウェア開発ライフサイクルに適用するよいテストの実践例を想起する。」に該当します。

次のルールを考えてみてください:「各開発活動に対応してテスト活動がある」。 このルールは、どのSDLCモデルで適用されますか?

a)シーケンシャルなSDLCモデルのみ

b)イテレーティブなSDLCモデルのみ

c)イテレーティブおよびインクリメンタルなSDLCモデルのみ

d)シーケンシャル、インクリメンタル、およびイテレーティブなSDLCモデルのすべて

1つのオプションを選択してください。

a) 正しくありません

b) 正しくありません

c) 正しくありません

d) 正しいです このルールはすべてのSDLCモデルに適用されます。

正解はd

jstqb fl 過去問風サンプル FL-2.1.3 K1 問題10

JSTQB FL 過去問10
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-2.1.3 (K1)開発でのテストファーストアプローチの事例を想起する。」に該当します。

以下の選択肢の中で、受け入れテスト駆動開発(ATDD)アプローチを最も適切に表すのは次のどれですか?

a) ATDDでは、受け入れ基準は通常、与えられた/いつ/ならばの形式に基づいて作成されます。

b) ATDDでは、テストケースは主にコンポーネントテストで作成され、コードに焦点を当てています。

c) ATDDでは、受け入れ基準に基づいてテストが作成され、関連するソフトウェアの開発を推進します。

d) ATDDでは、ソフトウェアの望ましい動作に基づいてテストが行われ、チームメンバーが理解しやすくなります。

1つの選択肢を選んでください。

a) 正しくありません。これはより頻繁に振る舞い駆動開発(BDD)で使用されます。

b) 正しくありません。これはテスト駆動開発(TDD)の説明です。

c) 正しいです。受け入れテスト駆動開発(ATDD)では、設計プロセスの一環として受け入れ基準からテストが作成されます。

d) 正しくありません。これはBDDで使用されます。

正解はc

jstqb fl 過去問風サンプル FL-2.1.5 K2 問題11

JSTQB FL 過去問11
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-2.1.5 (K2)シフトレフトアプローチを説明する。」に該当します。

以下の選択肢のうち、シフトレフトアプローチの例ではないものはどれですか?

a) ステークホルダーによって正式に承認される前に、ユーザー要件をレビューする

b) 対応するコードが書かれる前に、コンポーネントテストを行う

c) コンポーネントテスト中にコンポーネントの性能効率テストを実行する

d) 構成管理プロセスを設定する前に、テストスクリプトを書く

1つのオプションを選択してください。

a) 正しくありません。アーリーレビューはシフトレフトアプローチの一例です。

b) 正しくありません。テスト駆動開発(TDD)はシフトレフトアプローチの一例です。

c) 正しくありません。非機能テストはシフトレフトアプローチの一例です。

d) 正しいです。テストスクリプトは構成管理の対象とすべきであり、このプロセスが設定される前にテストスクリプトを作成する意味がありません。

正解はd

jstqb fl 過去問風サンプル FL-2.1.6 K2 問題12

JSTQB FL 過去問12
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-2.1.6 (K2)プロセス改善の仕組みとして、ふりかえりをどのように利用できるかを説明する。」に該当します。

各リリースサイクルの終わりにふりかえりを開催するよう上司を説得するために、以下のどの議論を行いますか?

a) 最近、ふりかえりは非常に人気があり、私たちのプロセスにふりかえりを追加すれば、顧客は喜ぶだろう。

b) ふりかえりを実施することで、組織のコストを削減できる。なぜなら、エンドユーザーの代表者は、製品についてすぐにフィードバックを提供しないからである。

c) ふりかえりで特定されたプロセスの弱点は分析され、組織の継続的なプロセス改善プログラムのTo Doリストとなる。

d) ふりかえりは、組織の継続的な改善を維持するために不可欠な、勇気と尊敬を含む 5 つの価値を包含する。

a) は正しくない。
ふりかえりは、改善の機会を特定するためにより有用であり、顧客にとってはあまり重要ではない。

b) 正しくない。
ビジネス担当者は、製品そのものについてフィードバックを行うわけではない。
したがって、組織に金銭的な利益はない。

c) 正しい。
定期的にふりかえりを実施し、適切なフォローアップ活動を行うことは、開発とテストの継続的改善に不可欠である。

d) 正しくない。
勇気と尊敬はエクストリームプログラミングの価値観であり、ふりかえりと密接な関係はない。

正解はc

jstqb fl 過去問風サンプル FL-2.2.1 K2 問題13

JSTQB FL 過去問13
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-2.2.1 (K2)さまざまなテストレベルを区別する。」に該当します。

(1-4)のどの種類の障害が、(A-D)のどのテストレベルに最も適していますか?

1.ユーザーのビジネスニーズから逸脱したシステムの挙動に関する障害
2.コンポーネント間のコミュニケーションに関する障害
3.モジュール内の論理に関する障害
4.正しく実装されていないビジネスルールに関する障害

A. コンポーネントテスト
B. コンポーネント統合テスト
C. システムテスト
D. 受け入れテスト

a) 1D, 2B, 3A, 4C
b) 1D, 2B, 3C, 4A
c) 1B, 2A, 3D, 4C
d) 1C, 2B, 3A, 4D

1つのオプションを選択してください。

受け入れテストのテスト基準はユーザーのビジネスニーズです(1D)。

コンポーネント間の通信はコンポーネント統合テスト中にテストされます(2B)。

ロジックの障害はコンポーネントテスト中に見つかる可能性があります(3A)。

ビジネスルールはシステムテストのテスト基準です(4C)。

正解はa

jstqb fl 過去問風サンプル FL-2.2.3 K2 問題14

JSTQB FL 過去問14
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-2.2.3 (K2)確認テストとリグレッションテストを区別する。」に該当します。

あなたは、3つの受け入れ基準を持つユーザーストーリーをテストしている: AC1、AC2、AC3 です。
AC1 はテストケース TC1、AC2 は TC2、AC3 は TC3 でカバーされています。
テスト実行履歴には、以下のように、3 つの連続したバージョンのソフトウェアで 3 回のテスト実行がありました:

test

テストは、テストの実行で見つかった不具合がすべて修正され、新しいバージョンのソフトウェアが利用可能になったことを知らされた時点で繰り返されます。
上記のテストのうち、どれがリグレッションテストとして実行されますか?

a) 4、7、8、9のみ
b) 5、7のみ
c) 4、6、8、9のみ
d) 5、6のみ

TC1とTC3は実行1(テスト(1)とテスト(3))で失敗したので、テスト(4)とテスト(6)は確認テストです。
TC2とTC3は実行2(つまりテスト(5)と(6))で失敗したので、テスト(8)とテスト(9)も確認テストです。
TC2は実行1(つまりテスト(2))で合格したので、テスト(5)はリグレッションテストである。
TC1は実行2(すなわちテスト(4))で合格したので、テスト(7)もリグレッションテストである。

正解はb

jstqb fl 過去問風サンプル FL-3.1.2 K2 問題15

JSTQB FL 過去問15
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-3.1.2 (K2)静的テストの価値を説明する。」に該当します。

以下の選択肢のうち、静的テストの利点ではないものはどれですか?

a) ソフトウェア開発ライフサイクルの後の段階で欠陥を検出しやすいため、欠陥管理がコスト削減につながること。

b) 静的テスト中に見つかった欠陥を修正することは、一般的に動的テスト中に見つかった欠陥を修正するよりもはるかにコストがかからないこと。

c) 動的テストだけを行うことでは見つけられなかったコーディング上の欠陥を見つけること。

d) 要件のギャップや矛盾を検出すること。

選択肢を1つ選んでください。

a) 正しいです。欠陥管理はコストがかからないわけではありません。SDLCの後で欠陥を見つけて修正する方がコストが高くつきます。

b) 正しくありません。これは静的テストの利点です。

c) 正しくありません。これは静的テストの利点です。

d) 正しくありません。これは静的テストの利点です。

正解はa

jstqb fl 過去問風サンプル FL-3.2.1 K1 問題16

JSTQB FL 過去問16
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-3.2.1 (K1)早期かつ頻繁なステークホルダーからのフィードバックの利点を識別する。」に該当します。

以下のうち、早期かつ頻繁なフィードバックの利点はどれですか?

a) これは将来のプロジェクトのテストプロセスを改善します

b) これによって顧客は合意したリスクに基づいて要件を優先させることを強制されます

c) これは変更の品質を測定する唯一の方法です

d) これは要件の誤解を避けるのに役立ちます

1つのオプションを選択してください。

a) これは正しくありません。フィードバックはテストプロセスを改善できますが、将来のプロジェクトを改善したいだけであれば、フィードバックは早くまたは頻繁に提供する必要はありません。

b) これは正しくありません。フィードバックは要件の優先順位を決定するためには使用されません。

c) これは正しくありません。変更の品質は複数の方法で測定できます。

d) これは正しいです。早く頻繁なフィードバックは潜在的な品質の問題を早期に伝えることを可能にします。

正解はd

jstqb fl 過去問風サンプル FL-3.2.4 K2 問題17

JSTQB FL 過去問17
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-3.2.4 (K2)さまざまなレビュー種別を比較、そして対比する。」に該当します。

あなたの組織で使用されているレビューには以下の特徴があります:

①書記の役割が存在します
②主な目的は品質を評価することです
③レビューミーティングは作業成果物の著者によって主導されます
④個別の準備があります
⑤レビューレポートが作成されます

次のうち、使用されているレビュータイプは次のうちどれですか?
a) 非公式的レビュー
b) ウォークスルー
c) 技術的なレビュー
d) インスペクション

1つのオプションを選択してください。

①ウォークスルーやテクニカルレビュー、インスペクションには初期の役割がある。非公式的レビューには役割がありません。
②品質を評価することはウォークスルーの最も重要な目的の一つである。
③これはインスペクションには許可されておらず、通常はテクニカルレビューでは行われません。 ウォークスルーにはモデレーターが必要であり、非公式的レビューには許可されています。
④すべての種類のレビューには個々のレビュワーが含まれることがあります(非公式なレビューでも)
⑤すべての種類のレビューでレビューレポートを作成できますが、非公式なレビューでは文書化が必要ありません

正解はb

jstqb fl 過去問風サンプル FL-3.2.5 K1 問題18

JSTQB FL 過去問18
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-3.2.5 (K1)レビューの成功に貢献する要因を想起する。」に該当します。

次の記述のうち、レビューの成功に寄与しない要因はどれですか?

a) 参加者はレビューに十分な時間を割くべきである。

b) 大きな成果物を小さなパーツに分割することで、必要な労力を軽減する。

c) 参加者は、他の参加者に対して退屈、苛立ち、敵意を示すような行動を避けるべきである。

d) 発見された失敗は、認め、評価し、客観的に扱うべきである。

1つのオプションを選択してください。

a) 正しくありません。個々の十分な時間は成功要因です。

b) 正しくありません。作業成果物を十分な小さな部分に分割することは成功要因です。

c) 正しくありません。退屈やいら立ちなどを示すかもしれない行動を避けることは成功要因です。

d) 正しいです。レビュー中には欠陥を見つけることができますが、失敗ではありません。

正解はd

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.1.1 K2 問題19

JSTQB FL 過去問19
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.1.1 (K2)ブラックボックステスト技法、ホワイトボックステスト技法、および経験ベースのテスト技法を区別する。」に該当します。

以下のうち、経験ベースのテスト技法の特徴はどれですか?

a) テストケースは詳細な設計情報に基づいて作成されます。

b) インターフェースコードセクション内でテストされる項目は、カバレッジを測定するために使用されます。

c) この技法は、テスターのソフトウェアとビジネス領域に関する知識に大きく依存しています。

d) テストケースは、要件からの逸脱を識別するために使用されます。

一つの選択肢を選んでください。

a) 正しくありません。
これはホワイトボックステスト技術の一般的な特徴です。 テスト条件、テストケース、テストデータは、コード、ソフトウェアアーキテクチャ、詳細設計、またはソフトウェアの構造に関するその他の情報源を含むテストの基盤から導出されます。

b) 正しくありません。
これはホワイトボックステスト技術の一般的な特徴です。 カバレッジは、選択された構造内でテストされたアイテムと、テスト基盤に適用された技術に基づいて測定されます。

c) 正しいです。
これは経験に基づくテスト技術の一般的な特徴です。 この知識と経験には、ソフトウェアの期待される使用、その環境、考えられる欠陥、およびそれらの欠陥の分布が含まれ、テストの定義に使用されます。

d) 正しくありません。
これはブラックボックステスト技術の一般的な特徴です。 テストケースは、要件内のギャップと要件の実装、および要件からの逸脱を検出するために使用されることがあります。

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.2.1 K3 問題20

JSTQB FL 過去問20
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.2.1 (K3)テストケースを導出するために同値分割法を使用する。」に該当します。

以下アパートの検索フォームをテストしています。

このフォームには2つの検索条件のみがあります:
• フロア(3つの選択肢があります:1階; 2階; 3階以上)
• 庭のタイプ(3つの選択肢があります:庭なし; 小さな庭; 大きな庭)
1階のアパートのみが庭を持っています。
このフォームには、このルールに違反する検索条件を使用できないようにする組み込みの検証メカニズムがあります。

各テストには2つの入力値があります:フロアと庭のタイプ。
テストで各フロアと各庭のタイプをカバーするために同値分割(EP)を適用したいと考えています。
100%のEPカバレッジを達成するためのテストケースの最小数はいくつですか?

a) 3
b) 4
c) 5
d) 6

1つのオプションを選択してください。

小さな庭 “と “大きな庭 “は “1階 “にしかありません。
この2つの “庭タイプ “をカバーする “1階 “のテストケースが2つ必要です。
他の2つの「フロア」パーティションと、残りの1つの「庭のタイプ」パーティションをカバーするために、さらに2つのテストケースが必要です。

よって以下の合計4つのテストケースが必要になります:
TC1(1階、小さな庭)
TC2 (1階、おおきな庭)
TC3 (1階、庭なし)
TC4 (2階以上、庭なし)

a) 正しくない。
b) 正しい。
c) 正しくない。
d) 正しくない

正解はb

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.2.2 K3 問題21

JSTQB FL 過去問21
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.2.2 (K3)テストケースを導出するために境界値分析を使用する。」に該当します。

あなたは与えられた学生のコース最終成績を計算するシステムをテストしています。
最終成績は以下のルールに従い、最終結果に基づいて割り当てられます:
0 – 50 ポイント: 不合格
51 – 60 ポイント: 普通
61~70点:満足
71~80点:良好
81~90点:非常に良い
91 – 100点:優秀
あなたは以下のテストケースを準備した:のオプションを選択してください。



上記のテストケースで達成される最終結果の2値の境界値解析(BVA)のカバレッジはどれくらいですか?

a) 50%
b) 60%
c) 33.3%
d) 100%

1つ選択してください。

最終結果値には12の境界値がある: 0、50、51、60、61、70、71、80、81、90、91、100。
テストケースはそのうちの6つ(TC1 – 91、TC2 – 50、TC3 – 81、TC4 – 60、TC5 – 70、TC7 – 51)をカバーしています。
したがって、テストケースは6/12=50%をカバーしています。

a) 正しい。

b) 正しくない。

c) 正しくない。

d) 正しくない。

正解はa

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.2.3 K3 #22

JSTQB FL 過去問22
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.2.3 (K3)テストケースを導出するためにデシジョンテーブルテストを使用する。」に該当します。

あなたのお気に入りのレンタサイクル店が、新しい顧客関係管理システムを導入しました。その最も忠実なメンバーの一人であるあなたに、そのシステムのテストを依頼しました。

導入された機能は以下の通り:
・誰でも自転車を借りることができるが、会員は20%の割引を受けることができる。
・ただし、返却期限を過ぎると割引は受けられなくなる。
・15回レンタルすると、会員にTシャツがプレゼントされる。

実装された機能を説明する決定表は以下のようになる:



顧客関係管理システムの機能説明のみに基づいて、上記のルールのうち不可能な状況を説明しているのはどれですか?

a) R4
b) R2
c) R6
d) R8

1つ選択してください。

a) は可能なルール
返却期限を過ぎていない会員は、15回レンタサイクルを利用すると割引とTシャツのプレゼントが受けられる。

b) は可能なルール
会員のみなので割引は受けられる。

c) は可能なルール
非会員なので割引は受けられません。

d) は不可能なルール
会員だけがプレゼントTシャツを受け取ることができる。


正解はd

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.2.4 K3 問題No.23

JSTQB FL 過去問23
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.2.4 (K3)テストケースを導出するために状態遷移テストを使用する。」に該当します。

あなたは、以下に示される状態遷移図でモデル化されたライフサイクルを持つシステムをテストしています。 システムはINIT状態で開始し、OFF状態で動作を終了します。

jstqb FL 過去問

有効な遷移のカバレッジを達成するための最小のテストケースの数はいくつですか?

a) 4
b) 2
c) 7
d) 3

1つの選択肢を選んでください。

「test」と「error」の遷移は1つのテストケース内で起こることはありません。

同様に、「done」の遷移も2回は起こることはありません。

これは、遷移カバレッジを達成するためには少なくとも3つのテストケースが必要であることを意味します。

例えば:
TC1: test, done
TC2: run, error, done
TC3: run, pause, resume, pause, done

したがって、
a) は正しくありません。
b) は正しくありません。
c) は正しくありません。
d) は正しいです。

正解はd

テスト技法の理解に苦戦する方には以下がおすすめです。

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.3.1 K2 問題No.24

JSTQB FL 過去問24
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.3.1 (K2)ステートメントテストを説明する。」に該当します。

あなたのテストスイートは、100%のステートメントカバレッジを達成しました。
この事実の結果は何ですか?

a) コード内の欠陥を含む各指示は、少なくとも一度は実行されています。

b) あなたのテストスイートよりも多くのテストケースを含む任意のテストスイートも、100%のステートメントカバレッジを達成します。

c) コード内の各パスは、少なくとも一度は実行されています。

d) 入力値のすべての組み合わせが、少なくとも一度はテストされています。

1つの選択肢を選んでください。

a) 正しい。 100%の文のカバレッジが達成されているので、欠陥を持つものを含むすべての文が、少なくとも一度実行され、評価されていなければならない。

b) 正しくない。 カバレッジはテストされる内容に依存するものであり、テストケースの数には依存しない。 例えば、コード「if (x==0) y=1」の場合、1つのテストケース(x=0)で100%の文のカバレッジが達成されるが、2つのテストケース(x=1)および(x=2)を合わせると50%の文のカバレッジしか達成されない。

c) 正しくない。 コード内にループがある場合、可能なパスの数が無限である可能性があるため、コード内のすべての可能なパスを実行することはできない。

d) 正しくない。 網羅的なテストは不可能である(シラバス内の7つのテスト原則セクションを参照)。例えば、コード「input x; print x」では、任意のxを持つ単一のテストで100%の文のカバレッジが達成されるが、1つの入力値しかカバーしない。

正解はa

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.3.3 K2 問題25

JSTQB FL 過去問25
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.3.3 (K2)ホワイトボックステストの価値を説明する。」に該当します。

以下はホワイトボックステストに関して正しくないものはどれですか?

a) ホワイトボックステスト中、ソフトウェアの全実装が考慮される。
b) ホワイトボックスカバレッジメトリクスはコードカバレッジを増やすための追加テストを特定するのに役立つ。
c) ホワイトボックステスト手法は静的テストで使用できる。
d) ホワイトボックステストは要件実装のギャップを特定するのに役立つ。

1つのオプションを選択してください。

a) は正しくありません。 ホワイトボックステスト技術の基本的な強みは、テスト中にソフトウェアの実装全体が考慮される点にあります。

b) は正しくありません。 ホワイトボックスのカバレッジ測定は、カバレッジの客観的な尺度を提供し、このカバレッジを増加させるための追加のテストを生成するための必要な情報を提供します。

c) は正しくありません。 ホワイトボックステスト技術は、レビュー(静的テスト)を実行するために使用することができます。

d) は正しいです。 これはホワイトボックステスト技術の弱点です。 テストオブジェクトの構造のみに基づいているので、欠けている実装を特定することができません。

正解はd

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.4.1 K2 問題26

JSTQB FL 過去問26
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.4.1 (K2)エラー推測を説明する。」に該当します。

以下のうち、エラー推測の概念を最もよく表しているのはどれですか?

a) エラー推測は、過去に見つけられた欠陥や開発者がよく犯す典型的なエラーに関する知識や経験を使用するものです。

b) エラー推測は、開発の個人的な経験や開発者として犯したエラーを使用するものです。

c) エラー推測は、テスト対象のユーザーであると想像し、ユーザーがそれと対話する際に犯す可能性のあるエラーを推測することを要求します。

d) エラー推測は、開発者が犯す可能性のあるエラーを特定するために迅速に開発タスクを複製することを要求します。

1つ選んでください。

a) 正しい。
エラーゲスシングの基本的な概念は、テスターが過去の経験に基づいて、開発者がどのようなエラーを犯したか、またテスト対象にどのような欠陥があるかを予想するというものです。(そして時々、チェックリストも使用します)

b) 正しくない。
開発者だったことがあるテスターは、エラーゲスシングを実行する際に個人の経験を活用するかもしれませんが、このテスト技術は開発の事前知識に基づいているわけではありません。

c) 正しくない。
エラーゲスシングは、ユーザーがテスト対象とどのようにインタラクションするのかを予測するユーザビリティ技術ではありません。

d) 正しくない。
開発タスクを複製することには、テスターが開発者と同等のスキルを持つことや、開発を実行するための時間など、いくつかの欠点があり、実用的ではありません。これはエラーゲスシングではありません。

正解はa

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.4.2 K2 問題27

JSTQB FL 過去問27
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.4.2 (K2)探索的テストを説明する。」に該当します。

あなたのプロジェクトでは、新しいアプリケーションのリリースが遅れ、テスト実施も遅れて開始されました。
あなたは非常に詳細なドメイン知識と優れた分析スキルを持っています。
要件の完全なリストはまだチームと共有されていませんが、管理者はいくつかのテスト結果を提示するよう求めています。
この状況に最も適しているテスト技術はどれですか?

a) チェックリストベースのテスト
b) エラー推測
c) 探索的テスト
d) ブランチテスト

一つのオプションを選択してください。

a) 正しくありません。 これは新しい製品です。おそらくまだチェックリストを持っていないでしょうし、要件が不足しているため、テスト条件がわからないかもしれません。

b) 正しくありません。 これは新しい製品です。正しいエラーの推測をするための十分な情報を持っていない可能性があります。

c) 正しいです。 探索的テストは、既知の仕様が少なく、またテストのタイムラインが迫っている場合に最も有用です。

d) 正しくありません。 ブランチテストは時間がかかるもので、経営陣はすぐにテスト結果について尋ねています。 また、ブランチテストはドメイン知識を含んでいません。

正解はc

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.5.2 K2 問題28

JSTQB FL 過去問28
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.5.2 (K2)受け入れ基準を書くためのさまざまな選択肢を分類する。」に該当します。

以下の選択肢の中で、受け入れ基準をどのように文書化できるかを最もよく表しているのはどれですか?

a) 与えられたユーザーストーリーに関するステークホルダーの実際のニーズを判断するためのふりかえりを実施する。

b) 与えられたユーザーストーリーに関連する例のテスト条件を「given/when/then」の形式を使用して説明する。

c) 受け入れ基準の誤解のリスクを減少させるために、口頭でのコミュニケーションを使用する。

d) 与えられたユーザーストーリーに関連するリスクをテスト計画に文書化して、そのユーザーストーリーのリスクベースのテストを容易にする。

1つの選択肢を選んでください。

a) 正しくありません。 ふりかえりは、学んだ教訓をまとめたり、開発やテストプロセスを改善するために使用されるもので、受け入れ基準を文書化するためのものではありません。

b) 正しいです。 これは受け入れ基準を文書化する標準的な方法です。

c) 正しくありません。 口頭でのコミュニケーションでは、ユーザーストーリーの一部として受け入れ基準を物理的に文書化することはできません(3Cモデルの「カード」の側面)。

d) 正しくありません。 受け入れ基準はユーザーストーリーに関連しており、テスト計画ではありません。 また、受け入れ基準はユーザーストーリーが完了しているかを決定するために満たす必要がある条件です。リスクはそのような条件ではありません。

正解はb

jstqb fl 過去問風サンプル FL-4.5.3 K3 問題29

JSTQB FL 過去問29
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-4.5.3 (K3)テストケースを導出するために受け入れテスト駆動開発(ATDD)を使用する。」に該当します。

以下のユーザーストーリーを考慮してください:
「エディターとして、公開前にコンテンツをレビューしたい。その理由は、文法が正しいことを確認したいからだ。」

受け入れ基準:
• ユーザーは”エディター”の役割でコンテンツ管理システムにログインできる
• エディターは既存のコンテンツページを閲覧できる
• エディターはページのコンテンツを編集できる
• エディターはマークアップのコメントを追加できる
• エディターは変更を保存できる
• エディターは”コンテンツオーナー”の役割に再割り当てして更新を行うことができる

以下の中で、このユーザーストーリーの最も良いATDDテストの例はどれですか?
a) エディターがページのコンテンツを削除した後にドキュメントを保存できるかどうかをテストする
b) コンテンツオーナーがログインしてコンテンツを更新できるかどうかをテストする
c) エディターが編集されたコンテンツの公開をスケジュールできるかどうかをテストする
d) エディターが別のエディターに再割り当てして更新を行うことができるかどうかをテストする

一つの選択肢を選んでください。

a) 正しい。 このテストは二つの受け入れ基準をカバーしています:一つは文書の編集に関するもの、もう一つは変更の保存に関するものです。

b) 正しくない。 受け入れ基準はエディタの活動をカバーしており、コンテンツオーナーの活動をカバーしていません。

c) 正しくない。 編集したコンテンツの公開をスケジュールすることは良い機能かもしれませんが、受け入れ基準には含まれていません。

d) 正しくない。 受け入れ基準は、エディタからコンテンツオーナーへの再割り当てについて述べていますが、別のエディタへの再割り当てには言及していません。

正解はa

jstqb fl 過去問風サンプル FL-5.1.2 K1 問題30

JSTQB FL 過去問30
筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-5.1.2 (K1)テスト担当者がイテレーション計画やリリース計画にどのような価値を付加するかを認識する。」に該当します。

テスターは、イテレーション計画とリリース計画にどのように価値を不可しますか?

a) テスターは、開発されるユーザーストーリーの優先順位を決定します。

b) テスターは、テストされるシステムの機能的な側面のみに焦点を当てます。

c) テスターは、ユーザーストーリーの詳細なリスクの特定とリスク評価に参加します。

d) テスターは、リリース計画中の早期のテスト設計を通じて、高品質のソフトウェアのリリースを保証します。

1つのオプションを選択してください。

a) 正しくありません。 ユーザーストーリーの優先順位は、ビジネスの代表者と開発チームが共同で決定します。

b) 正しくありません。 テスターは、テスト対象のシステムの機能的及び非機能的な側面の両方に焦点を当てます。

c) 正しいです。 シラバスによれば、これはテスターがイテレーションとリリース計画に価値を加える方法の一つです。

d) 正しくありません。 早期のテスト設計はリリース計画の一部ではありません。早期のテスト設計は、質の高いソフトウェアのリリースを自動的に保証するものではありません。

正解はc

jstqb fl 過去問風サンプル FL-5.1.3 K2 問題31

筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-5.1.3 (K2)開始基準と終了基準を比較、そして対比する。」に該当します。

以下の選択肢のうち、システムのテストの終了基準となるものはどれですか?

a) テスト環境の準備完了。
b) テスターがテスト対象にログインできる能力。
c) 推定欠陥密度が達成される。
d) 要件がgiven/when/thenフォーマットに翻訳される。
e) リグレッションテストが自動化される。

2つの選択肢を選んでください。

a) 正しくありません。 テスト環境の準備ができているかは、リソースの可用性の基準です。したがって、それはエントリー基準に属します。

b) 正しくありません。 これはリソースの可用性の基準です。したがって、それはエントリー基準に属します。

c) 正しいです。 推定される欠陥密度は、努力の尺度です。したがって、それは終了基準に属します。

d) 正しくありません。 要件が指定された形式に翻訳されると、テスト可能な要件となります。したがって、それはエントリー基準に属します。

e) 正しいです。 リグレッションテストの自動化は、完了の基準です。したがって、それは終了基準に属します。

正解はc,e

jstqb fl 過去問風サンプル FL-5.1.4 K3 問題32

筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-5.1.4 (K3)見積り技法を用いて、必要なテスト工数を算出する。」に該当します。

あなたのチームは、新しい高リスクの機能のテスト作業を見積もるために三点見積り技法を使用しています。

次の見積もりが行われました:
• 最も楽観的な見積もり:2 人時間
• 最も可能性の高い見積もり:11 人時間
• 最も悲観的な見積もり:14 人時間

最終的な見積もりは何ですか?

a) 9 人時間
b) 14 人時間
c) 11 人時間
d) 10 人時間

1つの選択肢を選んでください。

三点見積もり技法の公式は以下
E = (楽観的な見積もり + 4×最も可能性の高い見積もり + 悲観的な見積もり)/6

上記に今回のデータをあてはめると
E = (2 + (4×11) + 14)/6 = 10。

したがって、dが正しい。

jstqb fl 過去問風サンプル FL-5.1.5 K3 問題33

筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-5.1.5 (K3)テストケースの優先順位付けを適用する。」に該当します。

あなたはユーザーが食べたい食べ物のタイプに基づいて近くのレストランを見つけることができるモバイルアプリケーションをテストしています。
以下のテストケース、優先度(すなわち、数字が小さいほど優先度が高い)および依存関係のリストを考慮してください:



以下のテストケースのうち、3番目に実行すべきものはどれですか?

a) TC 003
b) TC 005
c) TC 002
d) TC 001

1つの選択肢を選んでください。

テストTC 001は最初に来る必要があり、その後にTC 002が依存関係を満たすために続く。
その後、優先順位を満たすためにTC 003、次にTC 004、その後TC 005が続く。
したがって:

a) 正しい。
b) 正しくない。
c) 正しくない。
d) 正しくない。

正解はa

jstqb fl 過去問風サンプル FL-5.1.7 K2 問題34

筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-5.1.7 (K2)テストの四象限とテストレベルやテストタイプとの関係を要約する。」に該当します。

次のテストカテゴリー(1-4)とアジャイルテストの四つの領域(A-D)を考慮してください:

1.ユーザビリティテスト
2.コンポーネントテスト
3.機能テスト
4.信頼性テスト

A. アジャイルテストの領域Q1:技術対面、開発チームをサポートする
B. アジャイルテストの領域Q2:ビジネス対面、開発チームをサポートする
C. アジャイルテストの領域Q3:ビジネス対面、製品を批評する
D. アジャイルテストの領域Q4:技術対面、製品を批評する

以下のテストカテゴリーは、アジャイルテストのどの領域に対応しますか?

a) 1C、2A、3B、4D
b) 1D、2A、3C、4B
c) 1C、2B、3D、4A
d) 1D、2B、3C、4A

1つの選択肢を選んでください。

ユーザビリティテストはQ3 (1 – C) で行われます。
コンポーネントテストはQ1 (2 – A) で行われます。
機能テストはQ2 (3 – B) で行われます。
信頼性テストはQ4 (4 – D) で行われます。

正解はa

jstqb fl 過去問風サンプル FL-5.2.4 K2 #35

筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-5.2.4 (K2)分析したプロダクトリスクに対して、どのような手段で対応できるかを説明する。」に該当します。

【問題】
リスク分析中に、以下のリスクが特定・評価されました:
• リスク:レポートを生成するのに必要な応答時間が長すぎる
• リスクの発生確率:中;リスクの影響:高
• リスクへの対応:
独立したテストチームが、システムテスト中にパフォーマンステストを行います。
エンドユーザーの選択されたサンプルが、リリース前にアルファテストとベータテストを実施します。

この分析されたリスクに対する対応として、どの対策が提案されていますか?

a) リスク受容
b) 緊急対応計画
c) リスク緩和
d) リスク移転

1つ選択してください

【解答】
a) 正しくありません。 リスクを受け入れません。具体的な行動が提案されています。

b) 正しくありません。 緊急時の対応計画は提案されていません。

c) 正しいです。 提案された行動はテストに関連しており、それはリスク軽減の一形態です。

d) 正しくありません。 リスクは移転されるのではなく、軽減されます。

正解はc

jstqb fl 過去問風サンプル FL-5.3.3 K2 #36

筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-5.3.3 (K2)テストの状況をどのように伝えるかを例示する。」に該当します。

【問題】
アジャイルチームが、あるイテレーションで完了した作業量と残っている総作業量を示すために使用できるツールはどれですか?

a) 受け入れ基準
b) 不具合報告
c) テスト完了報告
d) バーンダウンチャート

選択肢を1つ選んでください。

【解答】
a) 正しくありません。 受け入れ基準は、ユーザーストーリーが準備完了であるかどうかを判断するための条件です。それらは作業の進捗を示すことはできません。

b) 正しくありません。 欠陥レポートは欠陥について情報を提供します。作業の進捗を示すものではありません。

c) 正しくありません。 テスト完了レポートは、イテレーションが終了した後に作成することができますので、イテレーション内で連続的に進捗を示すことはできません。

d) 正しいです。 バーンダウンチャートは、残された作業と残り時間のグラフィカルな表現です。毎日更新されるので、作業の進捗を連続的に示すことができます。

正解はd

jstqb fl 過去問風サンプル FL-5.4.1 K2 #37

筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-5.4.1 (K2)構成管理がテストをどのように支援するかを要約する。」に該当します。

【問題】
新しい要件に合わせて自動テストスクリプトの1つを更新する必要があります。
テストリポジトリでテストスクリプトの新しいバージョンを作成することを示すプロセスはどれですか?

a) トレーサビリティ管理
b) メンテナンステスティング
c) コンフィギュレーション管理
d) 要件エンジニアリング

1つの選択肢を選んでください。

【解答】
a) 正しくありません。 トレーサビリティは、同じ作業成果物の異なるバージョンの間の関係ではなく、2つ以上の作業成果物の間の関係です。

b) 正しくありません。 保守テストは変更をテストすることに関しており、バージョニングとは密接に関連していません。

c) 正しいです。 テストをサポートするため、構成管理はすべてのテストアイテムのバージョン管理を伴うことがあります。

d) 正しくありません。 要件工学は、要件の引き出し、文書化、および管理です;これはテストスクリプトのバージョニングとは密接に関連していません。

正解はc

jstqb fl 過去問風サンプル FL-5.5.1 K3 #38

筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-5.5.1 (K3)欠陥レポートを準備する。」に該当します。

【問題】
以下の欠陥報告を受け取りました。開発者からの報告によれば、このテスト報告書に記載されている異常は再現できないとのことです。

アプリケーションが停止する
2022年5月3日 – John Doe – 棄却 新規ユーザー作成画面の名前フィールドに「Test input: $ä」と入力した後、アプリケーションが停止します。
test_admin01アカウントでログオフ、ログインを試みましたが、同じ問題が発生しました。
他のテスト管理アカウントで試みましたが、同じ問題が発生しました。
エラーメッセージは受信していません。
ログ(添付参照)には致命的なエラーの通知が含まれています。
テストケースTC-1305に基づいて、アプリケーションは提供された入力を受け入れてユーザーを作成するはずです。 高い優先度で修正してください。
この機能はREQ-0012に関連しており、それは新しいビジネス要件として非常に重要です。

このテスト報告から、開発者に有益だったであろう重要な情報が欠落しているものは何ですか?
a) 期待される結果と実際の結果
b) 参考資料と欠陥のステータス
c) テスト環境とテスト項目
d) 優先度と重症度

1つのオプションを選択してください。

【解答】

a) 正しくありません。 期待される結果は「アプリケーションは提供された入力を受け入れ、ユーザーを作成するべきです」です。実際の結果は「”Test input. $ä”を入力した後、アプリケーションがフリーズする」です。

b) 正しくありません。 テストケースと関連する要件への言及があり、欠陥が却下されたと記されています。 また、欠陥のステータスは開発者にとってあまり役に立たないでしょう。

c) 正しいです。 どのテスト環境で異常が検出されたのか、そしてどのアプリケーション(およびそのバージョン)が影響を受けているのかはわかりません。

d) 正しくありません。 欠陥レポートには、異常が緊急であり、グローバルな問題である(すなわち、多くのテスト管理アカウント、もしくはすべてが影響を受けている)と記されており、ビジネスのステークホルダーにとっての影響は大きいとされています。

正解はc

jstqb fl 過去問風サンプル FL-6.1.1 K2 #39

筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-6.1.1 (K2)さまざまな種類のテストツールがどうテストを支援するかを説明する。」に該当します。

【問題】
データ準備ツールはどのテスト活動をサポートしますか?

a) テスト監視および制御
b) テスト分析および設計
c) テスト実装および実行
d) テスト完了

1つのオプションを選択してください。

【解答】
a) 正しくありません。 テストモニタリングは、すべての活動の継続的なチェックおよびテスト計画に対する実際の進捗の比較を含みます。テストコントロールは、テスト計画のテスト目的を達成するために必要な行動を取ることを含みます。これらの活動の間にテストデータは準備されません。

b) 正しくありません。 テスト分析には、テスト条件を識別し、それらを優先するためのテストの基準を分析することが含まれます。テストデザインには、テスト条件をテストケースおよびその他のテストウェアに詳細化することが含まれます。これらの活動の間にテストデータは準備されません。

c) 正しいです。 テスト実装には、テスト実行に必要なテストウェア(例:テストデータ)を作成または取得することが含まれます。

d) 正しくありません。 テスト完了の活動は、プロジェクトのマイルストーン(例:リリース、イテレーションの終わり、テストレベルの完了)で発生するため、テストデータを準備するには遅すぎます。

jstqb fl 過去問風サンプル FL-6.2.1 K1 #40

筆者

筆者のJSTQB FL シラバス解説
この問題はFoundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01「FL-6.2.1 (K1)テスト自動化の利点とリスクを想起する。」に該当します。

【問題】
テスト自動化を行う際の潜在的なリスクを正しく特定する項目はどれですか?

a) 本番環境で未知の後退が発生する可能性がある
b) テストウェアを維持するための十分な努力が適切に割り当てられない可能性がある
c) テスティングツールと関連するテストウェアが十分に頼りにされない可能性がある
d) 手動テストのための時間が削減される可能性がある

1つのオプションを選択してください。

【解答】
a) 正しくない。 テスト自動化は、本番環境で未知のリグレッションを導入しません。
b) 正しい。 テストウェアの維持に対する努力の誤った配分はリスクです。
c) 正しくない。 テストツールは、それらとそのテストウェアが信頼できるように選ばれるべきです。
d) 正しくない。 テスト自動化の主な目的は、手動テストを減少させることです。したがって、これは利点であり、リスクではありません。

正解はb

JSTQB FL(FoundationLevel) 合格のメリット

JSTQB合格のメリット

JSTQBのFoundation Level(FL)合格のメリットについて、資格取得済みの筆者がわかりやすく解説いたします。

  1. 確固たる基礎知識:JSTQB FLは、テストエンジニアの基本的な原則や技法に関する知識をしっかりと身につけることができます。
  2. 国内企業での認知度:日本のIT業界において、JSTQBの資格はテストエンジニアの専門家としての確かなスキルを示すものとして認識されています。これにより、就職・転職時の評価やプロジェクトの信頼性が高まります。
  3. 国際基準の取得:JSTQBはISTQBの国際的な基準に基づいて資格試験を行っているため、国際的なプロジェクトや海外との連携が求められる場面でのアドバンテージとなります。
  4. キャリアアップ:資格を取得することで、テストエンジニアのスペシャリストとしてのキャリアパスが明確になり、さらなるスキルアップや上位の資格取得へのステップとして利用することができます。
  5. コミュニケーション能力の向上:共通の言語としてのテストエンジニアの知識を持つことで、関連部門やチームメンバーとのコミュニケーションがスムーズになります。
  6. 報酬が貰える可能性:会社によっては合格時の祝い金や、月給にプラスされるなどお金の面でも非常に嬉しいメリットがあります。

このように、JSTQB FLを取得することは、個人のスキルアップだけでなく、プロフェッショナルとしての地位や信頼性の向上にも寄与します。

勉強がつらい時もありますが、上記したメリットを思い出して踏ん張ってください。

JSTQB FL 受験時の心構え

JSTQB FoundationLevelの試験を受ける場合、
試験時間は60分で問題数は40問です。
60分で40問の問題を回答する場合、1問に使える時間は以下のように計算できます。

60分 ÷ 40問 = 1.5分/問

したがって、1問に1.5分の時間を使えます。

当日は緊張もしていますし、時間が足りなく可能性が高いです。
私も試験を受けたときはあっという間に時間が経過し気が付いたらテストが終わっていました。

基本をおさえていれば、応用的な問題にも対処できるのでしっかりと勉強しておきましょう。

最後に

JSTQB FL 過去問風サンプル問題はいかがでしたでしょうか?
私もJSTQBのFLを受ける時に、過去問や練習問題を解きたかったので同じ悩みを持つ人が少しでも減ればと思い今回この記事を作成しました。
もし役に立った!ありがとう!という気持ちが芽生えたらコメント残していってください!
今後の励みになります。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。
良いテストエンジニアライフを!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次