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【2023最新】JSTQB FL 難易度・勉強方法を解説

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ようこそ!テストエンジニア大学へ!

迷い人

テストエンジニアに必須級の資格
「JSTQB FL(FoundationLevel)」について難易度とか勉強方法とか知りたいです。

アオパパ学長

任せてください!
「JSTQB FL(FoundationLevel)」の資格を保持している私が試験の難易度や勉強方法を丁寧に解説していきますね。

目次

JSTQB FoundationLevelの難易度・勉強方法とは!

まずは皆さんが一番知りたいと思っている「JSTQB FoundationLevelの難易度・勉強方法」をまとめます。
詳しくはのちほど記載していきますのでご安心ください!

・JSTQB FoundationLevelの難易度は経験者には簡単、未経験者は難しい傾向がある
・JSTQB FoundationLevelの勉強方法 過去問は存在しないのでシラバスとサンプル問題を実施する
・JSTQB FoundationLevelの勉強方法 シラバスと参考書で学習するとはかどる

JSTQB

JSTQBとは?

簡単に説明すると、JSTQBとは、日本ソフトウェアテスト資格認定委員会のことで、ソフトウェアテストの知識やスキルを認定する国際的な資格認定機関です。

JSTQBの資格は、Foundation Level、Advanced Level、Expert Levelの3つのレベルに分かれています。
細かく分けると他にも様々なテストが用意されていますが、この記事では主に下の図★印Foundationレベルの説明をするため他テストに関しての説明は割愛します。

JSTQB Foundation Level

JSTQB Foundation Levelとは?

上記の図にもありますが、「JSTQB Foundationレベル」はJSTQB認定テスト技術者資格の中でもテストエンジニアの登竜門となる資格となっています。テストの基礎から応用まで幅広く浅く知識が得られます。
テスターや開発者、ソフトウェアに関わる全ての人が持っていて損はないです。

JSTQB Foundation Levelの合格率は?

過去直近7回分のデータより平均すると、合格率は約58%となっています。

Foundation Level試験 実施データ

第25回FL試験
(2018/8/25)
2274名1440名63.3%
第26回FL試験
(2019/2/09)
1324名645名48.8%
第27回FL試験
(2019/8/24)
1848名1162名62.9%
第28回FL試験
(2020/2/08)
1516名789名52.0%
第30回FL試験
(2021/2/13)
923名603名65.3%
第31回FL試験
(2021/8/21)
929名641名69.0%
第32回FL試験
(2022/2/12)
948名490名51.7%
JSTQB認定テスト技術者資格公式サイトより抜粋

JSTQB Foundation Levelの試験範囲は?

試験範囲は以下になります。
JSTQBテスト技術者資格制度 
Foundation Level シラバス日本語版 Version 2018V3.1.J03

※注意※
上記のシラバスは2024年10月の Foundation Level試験まで適用です!

2024年11月以降はバージョンが更新された以下が試験範囲となります。ご注意ください。
ISTQBテスト技術者資格制度
Foundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V40.J01

シラバスとは、JSTQB(Foundation Level)の概要をまとめた資料です。
この資料からFoundation Levelの試験問題が作成されます。

JSTQB Foundation Levelの試験内容は?

出題形式複数の選択肢から正解を選ぶタイプ
問題数40問
試験時間60分
合格ライン合格ラインは65%となります。
40問の65%で、26問に正解で合格ラインです。
JSTQB認定テスト技術者資格公式サイトより抜粋

JSTQB Foundation Levelの試験方法は?

JSTQB(foundation)の試験方法は、2022年10月からCBTに移行されました。

CBTとは、Computer Based Testingの略で、全国指定のテストセンターに設置されたコンピューター上で行う試験のことです。
これまでは指定の会場、主に東京や大阪など都市部での開催で且つ筆記テストだったんですが、上記CBTでの実施となり利便性が格段に向上しました。

JSTQB Foundation Levelの試験日や申込方法は?

試験日予約可能日であればいつでもOK
申込期間いつでも申込OK
受験資格誰でも受験OK
受験料22,000円(税込)
支払い方法クレジットカード払いのみ対応(VISA、Master、JCB、American Express)
SQiP公式サイトより抜粋

申し込みは以下のSQ iPウェブサイト内、「申し込み」ボタンより行えます。

JSTQB Foundation Levelの難易度

テストエンジニア未経験 ★★★★☆
テストエンジニア経験者 ★★☆☆☆

テストエンジニアとしての経験やテストに関する知識があるかどうかが、試験の難易度に多大な影響を与えます。
経験豊富なテストエンジニアにとっては比較的容易かもしれませんが、初心者にとってはとても難しいと思います。
しかし、初心者の方も諦める必要はないです。この後紹介する勉強方法を正しく実施すれば合格レベルに達することが可能です。

JSTQB Foundation Levelの勉強方法

勉強方法

過去問を実施する×

残念ながら「JSTQB」に過去問はありません。これからも公開する予定はないと公式に発表されています。
JSTQBの試験はあくまでもソフトウェアテストの学習を促進するための手段であり、試験に合格することが目的ではないと定義されています。

JSTQBは、引っかけ問題のようなものを可能な限り排除し、きちんと理解していれば点数が取れるような問題を作成しています。そのため、出題傾向や正答・誤答に囚われず、全体を満遍なく理解するよう以下を参考に学習することが大切です。

1.シラバスをよく理解する

JSTQB Foundation Levelの試験は、ソフトウェアテストに関する基礎的な知識を問う試験です。そのため、まずはシラバスをよく理解し、試験範囲を把握することが重要です。シラバスには、試験の目的や範囲、出題形式などが記載されています。

基本的には各章の最初のページに記載されている「学習の目的」に沿って理解していく様にしましょう。
私が実際に勉強した時の例を紹介しますね。

シラバスP.14
「テストの基礎」の学習の目的
1.1 テストとは何か?
FL-1.1.1 (K1)テストに共通する目的を識別する。

上記に該当するのは
シラバスP.15
1.1.1 テストに共通する目的
該当箇所を理解し要点を抑えると以下が見えてきます。

テストの目的は、欠陥の検出と予防、品質の保証、ステークホルダーへの情報提供である。
・テストの目的は、テスト対象の種類、テストレベル、ソフトウェア開発ライフサイクルモデルによって異なる。

「学習の目的」は各章の初めに記載されています。
各章の学習の目的とシラバスの該当箇所を紐付けることで、しっかりと内容が理解でき試験問題にも対応できる様になるでしょう。ただシラバスを読むだけだと頭に入らないのでおすすめの勉強法です。

勉強中にシラバス内でよくわからない単語が出てきた場合は以下の用語集で検索してみてください。
この用語集はJSTQBの元になっているISTQBが作成したものですので安心して使用する事ができます。

2.問題を解く

JSTQBに過去問はないと上記で書きましたが、インプットばかりしてアウトプットをしていないとテスト問題を見たときに動揺してしてしまうと思います。
テスト問題に慣れるためにも、問題は解いておきたいですよね!
では、過去問がないのにどうするのか?
私が実際に行った方法を伝授しますね。

サンプル問題を解く

JSTQBの公式WEBサイトにもサンプル問題はあるんですが、問題数も少なく慣れるために使用するにはものたりません。
そこで、私はJSTQBの元になっているISTQBの公式WEBサイトに行き何かないかと探していた所、サンプル問題集を発見しました。この勉強方法はあまり知られていない為、この記事を読んで頂いているあなたへのささやかなプレゼントになるはずです。
何度も繰り返し実施し問題の出され方などを学習してください。
ちなみにサンプル問題なので問題や解答を丸暗記してもあまり意味がありませんので注意です。

メリット

・本番と同様40問の問題を解く事ができる
・ちゃんと学習の目的毎に分けてくれている
・解答集もあり、答えだけではなく解説もある

デメリット

・全部英語

えっ??全部英語??じゃあ意味ないじゃん。。って思いました?
大丈夫!今は私たちの強い味方「AI」があるじゃないですか。
めんどくさい??確かにめんどくさい作業ですが、めんどくさがらずに一つずつ翻訳して問題を解いていってください。私もこれがなかったらテスト不合格だったかもしれません。
シラバスを読むだけより確実に頭に入ってレベルアップできます!

AIチャットツールを使用した事がない方もいると思いますので、どんな風に使用したら良いか伝授しますね!

以下を正しい日本語に翻訳してください。
Question #1 (1 Point)
Which of the following statements describe a valid test objective?
a) To prove that there are no unfixed defects in the system under test
b) To prove that there will be no failures after the implementation of the system into production
c) To reduce the risk level of the test object and to build confidence in the quality level
d) To verify that there are no untested combinations of inputs
Select ONE option.

AIチャットツールからの回答
日本語に翻訳すると、次のようになります。
問題1 (1点)
以下の文のうち、有効なテスト目的を説明しているものはどれか。
a) テスト対象のシステムに未修正の欠陥がないことを証明する。
b) システムの本番環境への導入後に障害が発生しないことを証明する。
c) テスト対象のリスクレベルを低減し、品質レベルへの信頼を構築する。
d) テストされていない入力の組み合わせがないことを検証する。

以下がISTQB公式WEBサイトのサンプル問題・解答置き場です。


サイトに飛ぶ→サイト自体を日本語に翻訳する→右メニューから以下赤枠のサンプル問題と解答を探す。

私が試験を受けた時に使用したサンプル問題を以下の記事に置いておきました。
試験には必ず役に立つので勉強することをおすすめします!

JSTQB Foundation Levelの勉強時間

シラバスでは各章に勉強の目安時間が設定されていますので参考にして進めると良いです。

全体で1135分(18時間55分)6つの章で以下のように配分する。
⚫ 第 1 章:テストの基礎-学習時間 180 分
⚫ 第 2 章:ソフトウェア開発ライフサイクル全体を通してのテスト-学習時間 130 分
⚫ 第 3 章:静的テスト-学習時間 80 分
⚫ 第 4 章:テスト分析と設計-学習時間 390 分
⚫ 第 5 章:テスト活動のマネジメント-学習時間 335 分
⚫ 第 6 章:テストツール-学習時間 20 分

ただし、これはあくまでも目安であり、実際の勉強時間は、学習者の基礎知識や理解度によって異なります。
計画・目標を立ててそれに向けて実施するようにしてくださいね!

JSTQB Foundation Levelおすすめ参考書

シラバスは、ほぼ文章のみで記載されている、且つISTQB発行の英語のシラバスを翻訳して作成されています。
なのでテストエンジニア経験がない人、テストエンジニア経験が浅い人、文章を読むのに抵抗がある人にとってはとても読みづらいものかなと思います。

私も文章を読むのは得意な方ではないので頭に入ってきづらかったです。そこで購入したのが以下のJSTQB認定本です。シラバスではわかりにくい箇所を、この本で補うという使い方がお勧めです。

実際に使用してみてからのおすすめポイント
流石の公式本JSTQB Foundation Levelの試験範囲を網羅している
テスト初心者でもわかりやすい説明と豊富な図解
自分の理解度を確認できる演習問題と模擬試験が収録されている
試験勉強が苦手な方へは嬉しい!順序だてて体系的に学ぶことができる

JSTQB Foundation Levelの合格のメリット

1.ソフトウェアテストの基礎知識を体系的に身につけることができる
JSTQB Foundation Levelの試験範囲は、ソフトウェアテストの基礎的な知識を網羅しています。
このテストを受けようと思った方の大半はソフトウェアテストの基礎を身に着けたいと考えているかと思います。
試験勉強を通して、ソフトウェアテストの基本的な概念や手法、テストプロセスなどを学ぶと、実務でも必ず役に立ちます。

2.テストエンジニアとしてのスキルアップにつながる
JSTQB Foundation Levelの合格は、テストエンジニアとしてのスキルアップにつながります。ソフトウェアテストの基礎知識を身につけることで、より高度なテスト工程やテスト手法に取り組むことができるようになります。

3.転職や昇進に有利になる
JSTQB Foundation Levelの合格は、転職や昇進に有利になる可能性があります。ソフトウェアテストの基礎知識を証明できる資格として、多くの企業や組織で評価されています。

4.Foundation Levelの次のレベルが狙える
テストアナリストやテストマネージャーのテストはFoundation Levelに合格していないと、受験資格がありません。
将来テストアナリストやテストマネージャーを目指している人はメリットになるでしょう。

合格体験記

私は2020年頃にJSTQB FoundationLevelに合格しました。
最初は経験もあるし、余裕!余裕!と思っていたのですが業務ではあまり使用しない文言が結構出てきたので、途中から本気を出して、上で紹介した勉強法を実施しました。
未経験の方や、少しテストエンジニア経験のある方もあまり余裕をもたない方がいいです(笑)落ちますよ!
受験料もお高いので・・・。。でもスケジュールを立ててしっかりと勉強すれば大丈夫です。
受験日当日も余裕を持てるようにしっかりと準備しておいてくださいね!

まとめ

JSTQB FoundationLevelの難易度や勉強方法は受験者のスキル、経験などによって大きく変わってきます。
上記した記事内容を何度も確認して頂き、しっかりとスケジュールを立てて計画性をもって学習しましょう!

最後に「JSTQB FoundationLevelの難易度や勉強方法」をまとめておきますね!
・JSTQB FoundationLevelの難易度は経験者には簡単、未経験者は難しい傾向がある
・JSTQB FoundationLevelの勉強方法 過去問は存在しないのでシラバスとサンプル問題を実施する
・JSTQB FoundationLevelの勉強方法 シラバスと参考書で学習するとはかどる

最後までご覧頂きありがとうございました。
良いテストエンジニアライフを!

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