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テストエンジニアは底辺ではない!キャリアアップで可能性は無限大

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ようこそ!テストエンジニア大学へ!

迷い人

最近ちょくちょく、「テストエンジニアの仕事は底辺の仕事」って聞くようになったんだけど、それって本当なの?

アオパパ学長

なるほど。
みんながみんな、そういった考えではないと思いますし「底辺」の定義が曖昧ですが、テストエンジニア歴15年以上の現役テストリーダーの私がわかりやすく現場の生の声で解説しますね!

結論
・テストエンジニアは、誰にでもできる仕事ではない。
・テストエンジニアには、ソフトウェアやシステムに関する知識、テストの設計・実施スキル、問題解決スキルが求められる。
・テストエンジニアは将来性があり、スキルを身に付けたテストエンジニアは経験を積むことで、テストリーダー、テストマネージャー、品質保証エンジニア、コンサルタントなど、さまざまなな職種にキャリアアップすることができる。

テストエンジニアって何って方はこちらからどうぞ↓

この記事を書いた人
目次

テストエンジニアの仕事が「底辺」と呼ばれる理由

テストエンジニアは底辺

テストエンジニアは、一部の人から「底辺」と揶揄されることがあります。
テストエンジニア経験豊富な私がその理由と回答を考えました。

1.「テストのみしか行わず、誰にでもできる」というイメージ
テストエンジニアの仕事は、ソフトウェアやシステムを実際に操作して、バグや不具合を検出するというものであり、誰でも簡単にできると思われがちです。

テストエンジニアの仕事は、単純にバグや不具合を探すだけではありません。
テストエンジニアには、ソフトウェアやシステムの仕様を理解し、想定されるすべての動作を検証する必要があります。
そのため、テストエンジニアには、以下の3つのスキルが求められます。

●ソフトウェアやシステムに関する知識
●テストの設計・実施スキル
●問題解決スキル

これらのスキルを身につけたテストエンジニアは、ソフトウェアやシステムの品質を向上させるために、重要な役割を担っています。

2.「給与が低い」というイメージ
給与が低いと思われている理由
テストエンジニアは、他のエンジニア職と比べて、責任や裁量が小さいと思われている
テストエンジニアの仕事は、ソフトウェアやシステムの品質を向上させるために、重要な役割を担っていますが、最終的な責任は開発者にあります。
そのため、テストエンジニアは、他のエンジニア職と比べて、責任や裁量が小さいと思われているため、給与が低いというイメージが根付いています。
テストエンジニアは、他のエンジニア職と比べて、人材供給過多と思われている
テストエンジニアは、特別な資格や経験がなくても、誰でも始められる仕事であるため、人材供給過多になっていると考えられています。
そのため、テストエンジニアの給与が低いというイメージが根付いています。

近年は、テストエンジニアの地位向上に向けた取り組みが進んでおり、給与水準も徐々に向上してきています。その根拠は、以下の3つが挙げられます。
1.ソフトウェアやシステムの複雑化・高度化
ソフトウェアやシステムは、ますます複雑化・高度化しています。
そのため、バグや不具合を検出するためには、高度なスキルや経験を持ったテストエンジニアが必要になっています。

2.ソフトウェアやシステムの品質に対する要求の高まり
ユーザーの安全や利便性を確保するために、ソフトウェアやシステムの品質に対する要求は高まっています。そのため、テストエンジニアの役割はますます重要になってきています。
テストエンジニアのスキルや経験の重要性の認知
近年、テストエンジニアのスキルや経験の重要性が認知されつつあります。そのため、テストエンジニアの給与水準も徐々に向上してきています。

具体的には、以下の取り組みが進んでいます。
テストエンジニアの資格制度の整備
日本情報処理開発協会(JIS)や国際的な非営利団体であるISTQB(International Software Testing Qualifications Board)などが、テストエンジニアの資格制度を整備しています。これらの資格制度は、テストエンジニアのスキルや経験を客観的に評価するものであり、テストエンジニアの地位向上に貢献しています。
これらの取り組みによって、テストエンジニアの地位向上が進み、給与水準も徐々に向上してきています。

給与についてはこちらで詳しく解説しています!

3.「労働時間が長い」というイメージ
テストエンジニアの仕事は、納期に合わせて長時間労働を強いられることが多いと言われています。

これはあくまでも一概に当てはまるものではありません。
テストエンジニアの働き方は、企業やプロジェクトによって異なります。
私は15年以上テストエンジニアをやっていて、数々の現場に入って仕事をしてきましたが、定時で仕事を終えるのがほとんどだった(今も)ので長時間労働のイメージはありません。

4.「仕事のやりがいがない」というイメージ
テストエンジニアの仕事は、バグや不具合を見つけて開発者へ報告することを繰り返すだけという、地味で単調な仕事だと言われることがあります。

テストエンジニアは、ソフトウェアやシステムの品質を向上させるために、さまざまなスキルや知識を身につける必要があります。また、テストエンジニアは、ソフトウェアやシステムの開発プロセスに深く関わることができる、やりがいのある仕事です。

スキルアップや知識を身につけるためには勉強がかかせません!

5.「将来性がない」というイメージ
テストエンジニアの仕事は、AIや自動化技術の進展によって、将来的になくなるのではないかと言われることがあります。

AIや自動化技術は、テストエンジニアの能力を補完するものだと私は思っています。
決して代替するものではなく、テストエンジニアの存在は、今後も不可欠です。

テストエンジニア 現場の生の声

テストエンジニアの現場の声

筆者の私は、テストエンジニアとして15年以上の経験があります。
最初は、派遣社員として以下のような状態からテストエンジニアのキャリアをスタートしました。

・PCの操作もわからない
・IT未経験
・高卒(文系)

その後、様々なプロジェクトに参加しスキルアップを行い、現在はテストリーダーとして、テストチームのリーダーを務めています。テストチームの成果を上げるために、テストの計画・実行・分析・報告を統括する役割を担っています。

また、テスターの採用担当として、テストチームの採用や育成、テストの品質向上に取り組んでいます。

まとめると以下の業務に携わっています。
・テストリーダー
・テスター
・テスト設計者
・テスト自動化エンジニア

これらの経験を通して、テストエンジニアの仕事は、単純にテストを行うだけではないことを実感しました。テストエンジニアは、ソフトウェアやシステムの品質を向上させるために、さまざまなスキルを身につけ、さまざまな役割を担うことができます。

以下に私が実際に登録して働いた実績のある派遣会社を紹介しています。
興味がある方はご覧くださいね!

テストエンジニアの仕事の素晴らしさ

テストエンジニアの素晴らしさ

テストエンジニアの仕事のすばらしさを私の経験から、3つのポイントで紹介しますね!

①テストエンジニアはソフトウェアやシステムの品質を担保する

テストエンジニアは、ソフトウェアやシステムにバグや不具合がないか、徹底的に検証します。
テストエンジニアの努力によって、バグや不具合が見つかり、修正されることで、ソフトウェアやシステムの品質が向上します。

②テストエンジニアはユーザーの安全を守る

バグや不具合のあるソフトウェアやシステムは、ユーザーの安全を脅かす可能性があります。テストエンジニアは、バグや不具合を検出することで、ユーザーの安全を守ることに貢献しています。

③テストエンジニアはソフトウェアやシステムの開発を効率化する

テストエンジニアは、テストを通して、ソフトウェアやシステムの課題を発見します。これらの課題を開発チームにフィードバックすることで、ソフトウェア開発をより効率的に進めることができます。

テストエンジニアのキャリアアップ

テストエンジニアは、経験を積むことで、以下の職種にキャリアアップすることができます。
全てではありませんが、ご紹介します。

キャリアアップすることで給与ももちろん、やりがいも出てきます!
私の経験からベタなところでいくと、テスト実施→テスト設計→テストリーダー→テストマネージャーでキャリアアップする人が多いイメージです。

テスト自動化エンジニア

テストを効率よく実施する、網羅性を上げる目的でテストの自動化を取り入れる企業が増えてきています。
プログラミング技術を身につけてテスト自動化エンジニアとなることでテストエンジニアとしてのレベルは格段に上がります。

  • テストリーダー

テストリーダーは、テストチームのリーダーとして、テストの計画・実行・分析・報告を統括する役割を担います。

  • テストマネージャー

テストマネージャーは、テストチームの採用や育成、テストの品質向上に取り組む役割を担います。

  • 品質保証エンジニア

品質保証エンジニアは、ソフトウェアやシステムの品質を向上させるために、テストや品質管理に関する技術を提供する役割を担います。

  • コンサルタント

コンサルタントは、ソフトウェアやシステムの品質に関するアドバイスや支援を行う役割を担います。

テストエンジニアのスキルアップ

テストエンジニアのスキルアップ

テストエンジニアにはテスト技術を証明できる資格が多数存在します。
資格を取得することで自身のスキルが明確になり、次の目標がとても立てやすいです。
JSTQBを例にあげると、
JSTQB FoundationLevel(テスト実施者)→JSTQB Test Analyst(テスト設計者)→JSTQB Test Manager(テスト管理者)といった具合にスキルを上げていくことが可能です。

また資格を取得することで、以下のようなメリットが考えられます。

  1. スキルの証明: あなたの持っているテスト技術に関する知識や経験を客観的に示すことができます。これにより、求人を探す際や昇進を目指す際のアドバンテージとなります。
  2. 学習の方向性: 資格取得のためのカリキュラムや試験範囲が設定されているため、学ぶべき内容が明確になります。これにより、無駄な時間をかけずに効率的に学習することができます。
  3. ネットワーキングの機会: 資格取得のためのセミナーやトレーニングに参加することで、同じ目標を持つ仲間や業界のプロフェッショナルとの交流の機会が増えます。
  4. キャリアの進展: 上述のように、JSTQBなどの資格では、初級から上級までのステップが設定されているため、キャリアの方向性や目標を明確に設定し、次のステップに進むための動機づけが得られます。
  5. 業界の標準化: 資格を持つことで、業界の標準やベストプラクティスに沿った方法でのテスト技術を身につけることができます。これにより、異なるプロジェクトや企業間での協力が容易になります。

資格を持っていることは、単に「資格を持っている」というステータスだけでなく、その背後にある実際のスキルや経験を示すものとして非常に価値があります。しかし、資格だけがすべてではありません。資格取得を目指す際は、その背後にある実際のスキルや知識の習得を最も重視することが大切です。

まとめ

「テストエンジニアは底辺」というイメージはいかがでしょうか?少しでもいいイメージに変わっていると嬉しいです。
ご覧頂いたようにテストエンジニアは、やりがいのある仕事であり、将来性もある仕事です。
テストエンジニアを目指されている人は一緒に良い製品を世に送り出していきましょう!

最後に、テストエンジニアは底辺ではない理由をおさらいしておきましょう。

結論
・テストエンジニアは、誰にでもできる仕事ではない。
・テストエンジニアには、ソフトウェアやシステムに関する知識、テストの設計・実施スキル、問題解決スキルが求められる。
・テストエンジニアは将来性があり、スキルを身に付けたテストエンジニアは経験を積むことで、テストリーダー、テストマネージャー、品質保証エンジニア、コンサルタントなど、さまざまなな職種にキャリアアップすることができる。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
素晴らしいテストエンジニアライフを!

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